積立に頼らない財産形成

お金が貯まる人は財布ではなく貯金箱を大切にする

「非合理的な思想」でお金持ちを漠然とイメージしている

「長財布を持つと、お金が入ってくる」とか、「黄色い財布が幸運を呼ぶ」とか…

本当に信じていますか?

 

私の知る限りお金持ちと呼ばれる人達は、現金よりもカードを好むためカードケースを使い、仮に現金を持っていたとしても札束を輪ゴムで止めてカバンに入れたりしています。

クレジットカードは会社の経費用と個人用。そのほかはムダには持ちません。

 

ところがお金持ちとは縁遠い人ほど、財布や支出への執着があり、日々懸命に家計簿をつけて、財布の中にはポイントカードやレシートがあふれかえっています。

 

家計簿を正確に付けたとしても、収入が増えるわけでもなく、資産が増えるわけでもありませんから、家計簿や財布への執着はちょうどいいお金持ちへの道とは関係性の低いものと言えます。

 

その上、お金と上手に付き合えない人に限って、投資はギャンブル、賃貸住宅は損、車などの耐久消費財は財産、消費は必要経費、浪費は治らない癖、借り入れは悪、税金や社会保険料は取られるものという、お金が逃げていく風説を鵜呑みにしています。

 

当然ながらその解釈は間違っているわけですから、お金に余裕ができるはずもありません。

 

損益計算書よりも「貸借対照表」を大切にする

ちょうどいいお金持ちは利子・配当・不動産所得のもとになる預金・債券・株式・不動産・投資信託などを資産として保有しているため、貸借対照表の資産を十分に理解し管理しているのです。

(運用で失敗したという話を聞いた人は、失敗する資産運用を教える人とお付き合いしているのです)

 

簿記の勉強をされた方はご存じだと思いますが、お金の管理を行う代表的な帳票には ①収入と支出を管理する損益計算書と ②資産運用と資金調達を管理する貸借対照表 が存在します。

 

損益計算書を家計に代用すると、年間に入ってきた所得と年間で支払った費用を書き出すことになり、一般的には給与所得や事業所得をいかに使ったかという家計簿を管理することで、収入と支出の比較を行います。

 

それに対してちょうどいいお金持ちの場合、給与や事業所得以外にも利子所得・配当所得・不動産所得などの「稼ぎ口」が複数あるため、単に家計簿のみの管理とは少々異なります。(詳細は第九章)

 

損益計算書を財布、貸借対照表を貯金箱に例えるならば、財布へのこだわりよりも、どんな資産で、どのような所得を得るかという貯金箱へのこだわりに重きを置いているのです。



 

ちょうどいいお金持ちになるには、財布よりも貯金箱。

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