毎月や毎年の家計決算を行なった結果が赤字だった場合、
どのようなことが起こるでしょうか。
①日々の生活を我慢する
家計の損益計算書をご覧ください。
生きる支出(最低限の生活に必要な支出)と
活きる支出(より豊かに生活する支出)の
合計金額が収入よりも多くなった場合、
日々の生活を我慢して、
支出を削る必要があります。
②資産を食いつぶす
日々の生活が我慢できない場合、
資産から収入へ金額を移動することもできます。
当然、家計の貸借対照表上の資産は減少し、
資産を食いつぶして日々の生活を送ることになります。
この状況が続けば、
いつかは資産が底をつくことは明白でしょう。
家計決算が赤字だと、
日々の生活を我慢するか、
資産を食いつぶすしかありません。
財産のダムを作るために苦労してせっかく貯めた
「水がめの水」を飲んで生活をしていくことになり、
その水がめはいつかは枯れてしまいます。
右肩上がりの時代の「貯めて使う」という「非常識」が
露呈した時代なのです。