たとえ幼少期に本当のお金の本質について、また、本当に役に立つ金融取引の在り方について学んでいなくても、社会人になれば、なんとか給与をやりくりし、預貯金を始めたり保険を掛けたりマイカーをローンで購入したりする羽目になります。
金融機関の職員だろうと税理士資格を取得したものであろうと、「本当のお金持ちからお金のことを習ったことのないもの同士」が見様見真似、セールスマンに勧められるまま、親に相談して、なんとなく、それっぽく、お金や金融と付き合い続けていきます。
ルールもセオリーもポイントもわからないままにです。
これでは、生涯お金の不安や悩みが払しょくされるわけはありません。
論より証拠、世の中は、毎日お金の不安や悩みや問題を抱えて、お金も時間もゆとりができない人であふれかえっています。
その最たる例が、「株式投資が怖い人たちが株式会社に勤めている」ことや「税理士と顧問契約を結んでいる会社が倒産する」という現状です。(株式投資をする人がいなくなれば、株式会社は資金調達に困りますし、税理士は税務のプロフェッショナルであって、財務のプロフェッショナルとは異なります)。