ちょうどいいお金持ちは「お金は人の役に立った対価」であることを認識しているので、収入面では相手が対価を払いたくなることに重きを置いて仕事に取り組みます。
子供のころ、両親にお手伝いを頼まれたとき、イヤイヤお手伝いをしていた自分を思い出すときがあります。「はい、喜んで!」と気持ちよく手伝っていれば、両親がお小遣いをくれたかもしれません。
会社にお勤めの皆さまだったら、お客様のお役に立つのはもちろんですが、会社のための仕事をして対価である給与を得ています。ところが、社長や上司の陰口を酒の肴になんて姿はよくある光景です。
もちろん、彼らがお金持ちになれるとは到底思えません。お金をもらっている相手の陰口を平気で言えるのですから、「自分や周囲のためになる行動」とは程遠いものです。
ちなみにちょうどいいお金持ちは、陰口ではなく本人の目の前で、相手を思って面と向かって指摘します。
支出の面では、ケチケチするのではなく始末をします。
今さえよければいいという使い方ではなく、始まり(始)と終わり(末)、つまり、そのお金を使う先の効果(費用対効果)を考えたり、使うペースを考えたりしているのです。