日本では、3+7=□といった計算を幼少期から繰り返し行っています。
そのため、勉強すれば、運動すれば、友達がいればという足し算的な未来予測を無意識にしてしまいます。
一方海外では10=□+□といった計算を繰り返しているため、答えは一つではなく、10になるための「可能性を探る脳」が必然的に養われていきます。
3+7でもいい、6+4でもいい、ありとあらゆる可能性を探る脳を鍛えているわけですから、目標や目的に向かってあれこれ創意工夫する脳になっていきます。
「努力すれば必ずいい結果になる、マジメに生きてさえいれば幸せになれる」という足し算的な思考でミスや予想外の展開に弱い日本人に対し、海外の教育は、目的や結果に行き着くには現状からどう行動すればよいかを常に考え、様々なプロセスの仮説を立てる習慣を大切にしているのです。
私も努力は好きですが、行動に失敗はつきものです。その失敗から反省することや修正することを教えることが、いい結果に結びつくまで行動できる人間を育てます。