個人が得られる所得には、
10種類の項目があります。
(利子・配当・不動産・給与・
事業・雑・譲渡・一時・山林・退職)
確定申告をしている方は
見覚えがあるかもしれませんが、
源泉徴収されていると、
なかなか目に触れるものではありません。
それぞれの所得は、
その性質により5つのグループに分けられます。
□利子・配当・不動産という
「資産から生まれてくる元本据え置きの継続的な所得」
□給与・事業という
「現役時代の人が生み出す継続的な所得」
□雑(年金)・退職という
「引退後に受け取る現役時代の功労所得」
□一時(保険の満期金など)・山林という
「長期間の据え置きで発生する元利取り崩し型の所得」
□譲渡という
「資産を売却することで得られる財産手放し所得」
(一般的に資産運用は、この譲渡所得がメインだという
常識を持っている人だらけです)
金融改革以降利子は殖えず・・・
工場の海外進出以降給与は減り・・・
少子化景気低迷により事業は困難を極め・・・
超高齢社会の年金は減少し・・・
退職金の総受取りや保険の満期金は目減りし・・・
国民を取り巻く環境は悪化の一途をたどるばかりです。
何もしなければ衰退する。
何か行うには
・基本を知ること
・現状を知ること
・将来を設定することがポイントです。
幸い、10種の所得のうち、
7種は「金融に関する所得
(利子・配当・不動産・雑・譲渡・一時・退職)」であり、
さらに2種(給与・事業)「経営に関する所得」なのです。
(私が経営コンサルを行うにあたって、まず金融をマスターしたかった理由でもあります)
本当のキャリアアップとは、
「所得の力を強化すること」だと信じています。
すぐに強化できる所得もあれば、
時間がかかる所得、
一度限りの所得もありますが、
できれば継続的な所得の積み上げをしてほしいと願っています。
何もしないよりも、
所得向上に努めることで
乗り切れる問題はたくさんあるはずです。
お金のプロを名乗るものとして、そろそろ・・・
夢や希望の書き出しだけの支出計画を、ライフプランというのをやめてはいかがなものでしょうか・・・